1日目バスの地すべり事件にて、行く予定だったアンテロープキャニオン
ジープツアー。2日目の朝は、まず、ここからスタートします。大型バスから
ジープに乗り換えて赤土の大地の上を土ぼこりを立てながら進むこと20分、
赤茶色の岩の塊が出現しました。地元の子供たちが遊んでいるときに偶然
見つけたというらせん状の渓谷の内部には当時、アンテロープというしかのような
今はその姿を見ることはありません。渓谷内に入ると何千年もの自然の歴史の中で形作られた魔か不思議ならせんの形をした洞窟のようです。まるで水流の渦がそのまま岩陰に刻み込まれたような不思議な形は、砂丘が固まって出来た砂岩が鉄砲水に浸食されたものだそうです。幻想的な空間を中に進むにつれ、人ひとりが通るのに精一杯な細い場所や頭をかがめなければならない場所もあります。晴れ渡る空の青さとなんともいえない美しい渓谷の赤色が目を楽しませてくれました。
約1.5時間の観光をしてバスに戻ると、2日目の予定地、モニュメントバレーへと向かいます。バスの窓から見える広大な景色と不思議な形の岩山の数々、
私たちの住む町の中の様子とはまったく違う別世界のようなまさに広大な光景にアメリカの広大な国土を改めて感じました。
さて、モニュメントバレーとはこれまた不思議な形の岩山の数々が広大な大地に点在する圧倒的な景色です。地元のナホバ族の居住地内にあるナホバの人々の公園だそうです。日本やインディアナでは見たこともないような透き通るような青い空と赤茶けた荒れ野にそびえ立つ岩のビュートと呼ばれる大自然の岩の
こちらもバンに乗り換えてでこぼこ道を行く。この印象的な風景はしばしば映画(バックトゥーザフューチャー、フォレストガンプ、2001年宇宙のたび他多数)やCMなどに使われています。
自然の中で長い年月をかけて出来上がった神秘的な光景を目の当たりにし、
人間の力の及ばない神の御技を思わせる光景を楽しみました。
その後こちらの名物
”ナバホタコ’というインドのナンを油で揚げたようなパンにひき肉や野菜をはさん
バスは一路、今回の最大の見所グランドキャニオン国立公園へ向かって出発。
約三時間の道のりを走り、予定通りデザートビューポイントにてグランドキャニオンの
あまりにも広大な景色の夕日を鑑賞。しかし、かなり寒かった。。
グランドキャニオンはまさしく大峡谷。東西焼く446キロメートル。(東京都岩手一関間の距離に
相当)にわたって延びる長大な渓谷です。冬の寒さが厳しいこの時期はそ
一段と際立たせるような光景です。1540年に西洋人としてはじめてグランドキャニオンを発見したのは、金を探しにやってきたスペイン探検家たちだったそうです。彼らはどんな思いで
この光景を見たのでしょうか。夕暮れに赤く染まるグランドキャニオンを小一時間ほど見てそんなことを思いました。
バスに戻り公園内のホテルへ。ホテルまではクリスマスシーズンだからでしょう、この寒さにかかわらず
みちは大渋滞。ゆっくりゆっくり進みすっかり真っ暗になった道をようやく到着しました。 翌朝は日の出を見に行きたい人は7時集合ということでしたが、さすがにツアーのすべての参加者が集まりました。夕日とはまた違う朝日の希望的な美しさを楽しみました。
その後朝食を食べ自由時間に3人で歩いているとかわいい子鹿がぴょーんとでてきました。
わが町でもたまに見るのですが、こんなに近くで見たのは初めてで、弓も大喜び。
世界的な観光地だけに鹿も人間を恐れないのかなと思いました。
11;00ごろまで近くを散策しながらグランドキャニオンを見て、バスに乗り込み
再びラスベガスへ。こうして、圧倒的な印象を私たちの胸に刻み込んで大自然の旅は
幕を閉じたのでした。